つくり方

 コウハウジングのつくり方は、「新築」「改築」「コンバージョン」(用途変更)又は「既存の団地をコウハウジングに変える」等によって変わってきます。また「賃貸」と「分譲」でも少し違いますが、ここでは最もハードルの高い新築の分譲を例につくり方を説明します。

step 1
  • 最も重要なことは多くの人に知ってもらい、参加してもらうことです。話し合うことで次の段階へ進む為、多くのメンバーを必要とします。実施に移った時、人数が多ければ負担がより少なくてよいでしょう
  • この段階は『興味ある人々(入居するしないは別)』で構成されています
  • 参加する人、ドロップアウトする人等、人の出入りが盛んです
  • 関わり方には次のような方法があります

    [会員登録・ワークショップ・勉強会・本]
話す・決める
  • 誰がどれくらい出せるのか知る
  • 概算を出す(土地代/建設費/コーディネーター費/設計・監理費/税金等)
  • 融資のメドを立てる

個人の負担を軽くするためには人数を多く集める

  • 想定の建物の可能性をシュミレーションする
  • 暮らしの方向決め
  • 土地の方向決め
    • 分譲型
    • 賃貸型(地主さんが建ててくれる)
    • 土地を借りて建てる
  • 方向に沿った候補地探し
  • 暮らし方の夢、願望等を話す
  • 理解し合う
  • 優先順位を決定する
step 1 終了
費用、敷地が決まり、計画づくりも方向性が決まれば第一段階が終了!
参加者は入居予定の住人と支援者にはっきり分かれます。
計画によっては入居予定者が充分ではない(空き住戸がある)ままで第二段階へいく為、まだまだ入居者募集は続きます。

入居予定者で建設組合を結成します

step 2
  • ここでは『入居可能な人』が中心です。『支援者』ももちろんいます
  • 世帯数が足りていない場合は募集を続けます
  • 役割が決まってくる
  • 居住予定者も育つ(変化する)
  • グループ形成の支援を専門家(コーディネーター)に頼む
話す・決める
専門家に頼む
  • 共同の暮らしの取り決め-コモンハウスの方向が決まる
    ex. 子どもケア、コモンミール、近隣への開放・・・
  • 全体の配置・位置決め
  • 具体的なそれぞれの家のデザイン
  • 具体的なコモンハウスのデザイン
    ex. 子ども部屋、ゲストルーム、食堂、シアター、ランドリー、工具、ミシン、キャンピングカー、菜園・・・
専門家に頼む
  • 決定したことを図面にする
    (大抵は5~10ヶ月かかります)
  • 工事
    (大抵は8ヶ月~1年かかります)
step 2 終了
  • 引っ越し、新生活のスタートです!
After
  • 居住者が決定し、生活が始まる
話す・決める
  • 前もって取り決めておいた役割、当番をこなします
    (コモンミール当番/掃除当番/園芸/内装(インテリア)/会計)
  • 月一回会議を行い、コミュニティの管理・運営について話します
  • ゴミ/リサイクル/エコロジー/楽しみ

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